サンフレッチェ広島が今季2度目の連勝を目指し、ホームで徳島ヴォルティスを迎え撃つ。今節は4月3日から始まった中2日、中3日を挟んでの17連戦の13戦目。ACLの日程変更の余波をまともに受けるなか、勝ち点3を奪い再び上昇気流に乗りたいところだ。

G大阪戦で鉄壁のディフェンスを見せた佐々木翔選手。

 前節はガンバ大阪を2対1で下し、リーグ戦では7試合ぶりとなる勝利を飾った。直近の6試合でわずか2点しか奪えなかっただけに、複数得点での勝利は大きな意味を持つ。なかでも個の打開が目立っていたジュニオール・サントスが、攻守ともにチームに順応し始めたのは好材料だ。

 守備でも佐々木翔がパトリックらG大阪の強力FW陣を封じ込め、改めて能力の高さを見せつけた。連戦に次ぐ連戦の中で、崩れかけていた堅守速攻の形が見えたのは今節に向けての大きな上積みとなる。

 ただ4連敗中とはいえ、徳島はいち早く連戦を抜け今節は中5日での試合となる。コンディション面で優位に立つほか、セレッソ大阪を下すなど地力のあるチームだけに、通算成績5戦全勝とはいえ決して侮れない。

 大幅なターンオーバーも予想されるが、まずは守備でスイッチを入れ効果的なカウンターを発動させたいところ。試合消化数の差異はあるがACLプレーオフ圏内の3位まで勝ち点6差だけに、徳島に勝利して再び上位戦線に名を連ねたい。

■2021明治安田生命J1リーグ第14節/5月15日(土)/16:00/エディオンスタジアム広島
(5勝6分4敗/9位)サンフレッチェ広島 VS 徳島ヴォルティス(4勝2分8敗/14位)