5月23日、サンフレッチェ広島がアウェーに乗り込み、セレッソ大阪と対戦(15時キックオフ)する。現状はサンフレッチェが16試合を消化し、5勝6分5敗の10位。C大阪は1試合少ない15試合の消化で、6勝4分5敗の9位だ。

横浜FC戦以来となるゴールが期待される浅野雄也選手。

 5月12日のガンバ大阪戦で7試合ぶりに勝利を収めたサンフレッチェだが、勢いを取り戻すまでには至っていない。前節ではチャンスはつくったものの、徳島ヴォルティスに0対1で敗退。5月19日のルヴァン杯グループステージでも、仙台に0対3と完敗を喫している。

 他会場で2位の清水エスパルスが敗れたため、勝てばグループステージを突破するチャンスだったが、この敗戦で敗退が決定。リーグ戦、カップ戦ともに決定力不足を露呈する形となっている。

 前述のG大阪戦を除くと、直近のリーグ戦3試合(徳島、鳥栖、神戸)で奪ったゴール数はゼロ。4バックの強みを活かすことができておらず、最大の得点源とみなされていたジュニオール・サントスも、第2節の横浜F・マリノス戦以降はゴールから遠ざかっている。

 よって今節のポイントは、沈黙する前線の選手のゴール前でのクオリティー。ここ数年の課題となっているが、多少のリスクを冒してでも相手ゴールに迫る時間を増やしたい。