◆菊池涼介
侍ジャパントップチーム招集歴/2014年日米野球、2017年WBC、2018年日米野球、2019年プレミア12

 今回のメンバーでは坂本勇人に次ぐ代表経験を誇る。2017年WBCで見せた神がかり的な守備はアメリカでも話題に上った。今季は自慢の守備だけでなくバッティングも好調で、攻守でチームを牽引する役割が期待される。

 また、今回は選出された内野手6人のうち、二遊間の選手が5人とポジションが流動的になるケースが想定される。菊池も本職の二塁だけでなく、三塁や、状況次第では遊撃を守る機会があるかもしれない。東京五輪では華麗な守備&バッティング以外に「ポジション」にも注目したい。

◆鈴木誠也
侍ジャパントップチーム招集歴/2017年WBC、2019年プレミア12

 2019年に行われたプレミア12での活躍で「侍ジャパンの四番」を不動のものにした。東京五輪でも大きなアクシデントや不調がなければ四番を任される公算は大。勝負強い打撃は間違いなく金メダル獲得へのカギになるはず。

 今季はコロナ禍による戦線離脱も経験したが、打撃の調子は決して悪くない。稲葉監督が掲げる「スピード&パワー」を体現するという意味では、打撃だけでなく走塁、守備の「走攻守」でも存在感を発揮して、名実ともに「侍ジャパンの顔」と呼べる働きを期待したい。