球場で流れる『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。自身の入場テーマ曲が18年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也が広島アスリートマガジンWEBに乱入! 制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!
※毎月第2、第4金曜日掲載。

 

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。新型コロナウイルスにより日本だけではなく世界中に大きな影響が出ていますが、オレが所属している新日本プロレス、そしてプロ野球も、通常の試合ができない状態が続いています。

 プロレス界では無観客試合をおこなっている団体もありますし、プロ野球でもオープン戦、練習試合が無観客で実施されているのを映像で見ました。世の中の状況的に仕方がないこととはいえ、やはりちょっと寂しい感じはありましたね。

 確かに普段はなかなか耳には入ってこない打球音、捕球音であったり、あとは選手のヤジであったり(笑)、そういうのが聞こえてくるのは新鮮ではありましたけど、でもやっぱりお客さまが入った状態での試合が見たいなって思いました。

 プロ野球も最初は3月20日に開幕予定でしたけど、それが4月24日に延期となり、そしてそれもまた延期になったみたいですね。もちろん延期の判断は理解できますし、見に来てくださるお客さまに安心して見てほしいのは、野球もプロレスも一緒ですから。でも、同じアスリートの立場から考えた場合、開幕日が定まっていない状態は、やはりコンディション、精神面でも照準を合わせづらいと思いますし、難しさがあるでしょうね。

 プロ野球選手は、プロレスラー以上にスケジュールに敏感というか、プロレスはオフシーズンがないですけど、野球はオフシーズンを挟みつつ、どの選手も長いシーズンに向けてトレーニングをして、集中しているわけですからね。でも今は「いったい、いつのためにこの調整をしているんだろう?」っていう。それがハッキリと分からないまま調整を続けていくのは、本当に大変なことだと思います。