NPB(日本プロ野球機構)は9月8日、2021年7・8月度の「大樹生命月間MVP賞打者賞」を発表し、カープの鈴木誠也がプロ9年目で初受賞した。

自身初の月間MVPを受賞した鈴木誠也選手。

 鈴木は7・8月で東京五輪によるリーグ戦中断期間を挟んで27試合に出場し、打率.333、9本塁打、27打点をマークしていた。東京五輪では侍ジャパンの4番として金メダル獲得に貢献。8月13日のリーグ戦再開以降では、9月7日までに全試合不動の4番として出場し、24安打21打点9本塁打を記録。特に9月に入ってからは、7日の中日戦(マツダスタジアム)で自身初の4試合連続本塁打を放つなど、6試合で打率.458、5本塁打、7打点と好調をキープしている。

 今季のカープ打線は、7日の試合で規定打席に到達し、打率.332でセ・リーグトップの打率となったプロ5年目の坂倉将吾をはじめ、プロ3年目コンビの小園海斗、林晃汰らが結果を残している。躍動する若手とともに、不動の4番として打線を牽引していく。