周りに刺激を与えられる存在が、本当のトップでありエース

もはや定番となったカープと内藤選手のコラボTシャツ。カープ70周年、第70代IWGPヘビー級王者、第24代IWGPインターコンチネンタル王者、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン結成5周年を記念した特別バージョンが登場。なお、左はカープ愛が制御できない内藤選手。

 投手陣で注目しているのは、大瀬良大地投手ですね。昨年まで3年連続の2桁勝利、そして昨年は完投も6つあって、まさにカープのエースだと思います。いまオレも二冠王者として新日本プロレスの最前線に立っていますけど、大瀬良投手もエースとしてチームを引っ張らないといけない立場だと思います。

 ましてや昨年は優勝を逃しているし、「今年はどうなるんだ?」という中で大瀬良投手にかかる期待はより大きいでしょう。でも、大瀬良投手の実力は誰もが分かっていることだし、あまり緊張するようなタイプにも見えません。とにかくデーンと構えていてほしいですね。そんな大瀬良投手の姿を見て、周りのほかの投手陣が「カープにいるのは大瀬良だけじゃない。オレもいるんだ」と思うようになってくれるのが理想ですね。

 一人の存在が周囲にも影響を及ぼしていくっていうのは、オレが新日本プロレスで率いているユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」内の競争意識と同じですよ。オレは常々、同じユニットであってもほかのメンバーと刺激し合っていきたいと言っているし、ほかの選手にも影響を与えて、周りに刺激を与えられる存在が、本当のトップ、エースだと思います。

 今年のカープも、エースの大瀬良投手が投手陣、チームを引っ張って、その姿に影響を受けることでほかの選手も台頭してきてほしい。特に個人的にも親交がある、大瀬良投手と同じ年のドラフトで2位指名され入団した九里亜蓮投手には頑張ってほしいです。

 こうして見ていくと、やっぱり今年のカープは1位以外は考えられないですね。本当にマイナスが見当たらないと思っているのは、オレだけですかね(笑)? 一度、みなさまの予想も聞いてみたいです。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ…あっせんなよ!