広島県における緊急事態宣言の解除を受け、サンフレッチェ広島がいち早く練習を再開した。公式戦の再開日は未定ながら、選手にとって大きな前進であることは間違いない。サポーターにとってフラストレーションのたまる時期がもう少し続くが、こんな時だからこそ再開に向けての機運を高める意味で、現役時代はファイト溢れるDFとして活躍したクラブOBであり、現在はサッカーコメンテーターとして活躍中の吉田安孝氏に『サンフレッチェ歴代ベストイレブン』を選出してもらった。初回はFWなど前線の選手をメインにお届けする。

歴代FWの中でも抜群の存在感を示した佐藤寿人。サンフレッチェには2005年から2016年まで在籍した。J1通算161得点は歴代2位の大記録だ。現ジェフ千葉所属。

サンフレッチェのFWと言えばこの選手!

 緊急事態宣言の解除を受けてトップチームが練習を再開しました。世界的に見れば韓国のKリーグ、ドイツでもブンデスリーガが開幕。無観客試合とはいえ、やはりピッチ上の選手を見ることができるのはうれしいものです。Jリーグの日程は現時点では未定ですが、我々も前向きな気持ちを持って公式戦の再開を待つことにしましょう。

 そこで今回はこんな時だからこそワクワクすることを考えようということで、私なりのサンフレッチェの歴代ベストイレブンを選出してみました。11人に絞るのは難しかったですが、さっそく選手を見ていきましょう!

 まずフォーメーションですが、これは今のサンフレッチェが採用しているシステムで決まりです。1トップ、2シャドーの攻撃陣が特徴である3-4-2-1。ここに選手を当てはめていきたいと思います。

 まずFWですがここは佐藤寿人で即決! 実績、チームへの貢献度、いろんなものを含めての選出です。1試合平均で一番点を取っているウェズレイや久保竜彦など良い選手もたくさんいますが、サンフレッチェ のFWと言えば佐藤寿人でしょう。