2シャドーは、あの選手で決まり!
そこにシャドーの髙萩とハシェックがどう絡んでいくのか……考えるだけですでにワクワクしています。あ、先に名前を出してしまいましたね(苦笑)。というわけで、2シャドーは髙萩とハシェックで決まり! 僕としては、やはり髙萩を使いたかったんです。トリッキーでイマジネーション溢れるパス、攻撃のバリエーションの豊かさ。そこにハシェックが加わったら、どんな化学反応を起こすのでしょうか。
94年のファーストステージ優勝に貢献したハシェックは、点を取る感覚がずば抜けていました。背は高くないですが、彼が最初にチームメートに言った言葉は『ボールを頭によこせ』でした。足元の技術もズバ抜けて上手いんですが、ヘディングにものすごく自信を持っていた選手でした。
実際、長身のセンターバックと競っても勝っていましたし、足元のシュート技術もある。ハシェックと髙萩、彼らの共通意識が頭の中で組み合わさったとき、一体どんなパスワーク、攻撃のバリエーションが生まれるのか、本当に見てみたい組み合わせです。
どうでしょうか。みなさんが思い描く1トップ、2シャドーと一致したでしょうか? 次回はチームの要であるボランチについて触れたいと思います。みなさんも、せっかくなので私的ベストイレブンを選出して楽しんでみてください!
●吉田安孝 よしだやすたか
1966年11月22日生、広島県出身。元サンフレッチェDF。現在は広島テレビ『進め! スポーツ元気丸』などのサッカーコメンテーターとして活躍中。