広島アスリートマガジンWEBでは、これまでカープやサンフレッチェをはじめ、広島のスポーツの魅力を伝えてきた。ここでは、2021編集部セレクションとして、昨年特に反響の多かった記事を振り返る。

 今回は、カープ・坂倉将吾の独占インタビュー。2021年シーズン、交流戦から5番に定着すると132試合に出場。プロ初の規定打席に到達し、リーグ2位の打率を記録した。また、捕手以外にも一塁の守備にも挑戦するなど、貴重な経験をした“進化”のシーズンとなった。躍進の1年を坂倉将吾の言葉で振り返る。(2021年12月6日・7日・8日掲載)

2021年シーズンは132試合に出場し、5番打者に定着した坂倉将吾。

◆2021年シーズンは5番に定着。得点圏での勝負強さで何度も勝利に貢献

─5年目の2021年、リーグ2位の打率(・315)、チーム2位の68打点をあげるなど、打撃成績が飛躍的に向上しました。成績を振り返ってみて、どんな手応えを感じていますか?

「初めて3割を打てたことは素直にうれしかったです。2020年から打率が上がっているので、球を捉える確率が上がったということでしょうし、良いスイングができているからこそ安打も増えているのだと思います。自分でも驚いたのは本塁打の数(12本)。正直、これほど打てるとは思っていなかったので、そこに一番驚いています」

─2021年は5番打者に定着しました。打点は強く意識された部分ですか?

「4番の(鈴木)誠也さんが勝負を避けられることが多く、得点圏や勝負どころで回ってくることが多かったので、走者がいる場面で回ってきた時は、ホームに返すことを意識していました。とにかく自分としては、打席に立つ以上、全打席ヒットを打ちたいと思っているので、その気持ちがあるなかで、良い結果が出たのかなと思います」

─本誌でコラムを連載されているOBの笘篠賢治さんが『(坂倉は)見送り方が良くなった。構えからスイングまでの動作の中で、どのコースに対しても頭の位置が変わらない』という内容のことを言われていました。2021年シーズン、球の見送り方の部分に関して、これまでと変化はありますか?

「これまでは球を見送ると頭が動いてしまったり、その見送り方で本当に打てるのかと思うような動作をしていたと思います。それが2021年シーズンは、〝スイングをしようとするなか〟で、きっちりと良い見送りができていたと思います」

─プロ3年目に51試合に出場以降、4年目に81試合、5年目に132試合と順調に試合数を伸ばし、ステップアップを積まれています。一軍での経験が成長につながっていると思いますか?

「試合に出ないと分からないことがあるだけに、出場機会を与えていただき、打席に数多く立たせてもらっているのは大きいと感じています」