広島にてサッカーコメンテーターとして活躍中の吉田安孝氏に『サンフレッチェ歴代ベストイレブン』を選出してもらう特別企画も、第3回目の守備陣編でいよいよラスト! サンフレサポーターにとって夢のメンバーが選出された前線、中盤に続き、守備陣はどのような選手が選出されたのか!? サンフレッチェでプレーしていた現役時代を彷彿とさせる熱さを前面に押し出したコメントと共に、クラブOBの吉田安孝氏が熱血選出!

サンフレッチェでプロキャリアをスタートさせた闘莉王。闘志あふれるプレーで見る者を魅了した。攻守両面で存在感を示し日本代表でも活躍。

 続いてDFですが、リベロには闘莉王を選びたいと思います。お忘れの方もいるかもしれませんが、実は彼がプロとしてスタートしたのがサンフレッチェです。在籍は2年と短いですが、移籍した後の彼の成長は見逃せません。

 浦和や名古屋などに在籍し、日本国籍も取ってA代表にも入りました。移籍後のグレードアップというのは本当に素晴らしいものがあり、そういうところを評価しての選出です。サンフレッチェにも在籍していたということで、ベストメンバーを組むなら入れたい選手です。

 最後まで諦めない闘志を持った選手ですし、移籍後にFWでも起用されたことがあるくらい攻撃力もあります。0対3で負けていても、後ろから上がっていって2点3点取ってくれるんじゃないかという期待感、メンタルの部分でも素晴らしいですよね。

1997年〜2001年にかけて在籍したポポヴィッチ。チームの要としてサンフレッチェの強固な守備を支えた。

 その脇を固めるのがポポヴィッチと塩谷。これまで数々の外国人DFが在籍しましたが、ポポヴィッチはナンバーワンです。トムソン監督時代に上村健一、フォックスで形成された3バックの硬さは桁違い。セットプレーで見せるヘディングも、すごい迫力でしたし本当に良い選手でしたね。