カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。2021年夏から取材を続けているのはプロ3年目の宇草孔基選手。毎月のインタビューに加え、ファンの方の声も取り入れながら、企画を進めていきます。
今回の記事は、春季キャンプ終了直後に行ったインタビューから抜粋。今季にかける意気込みなどを紹介します。
※2022年3月23日に『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開
取材・文/真田一平 取材協力/J SPORTS
《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
※記事の全文は『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開中(会員登録無料)
◆大切なのは変化ではなく積み重ね
―3年目のシーズンに向け、「変えなくてはいけないところ」「変わらなくてはいけないところ」と感じている部分はありますか?
宇草:“変える、変えない”は、僕の中ではあまり意識していません。結果的に、変わっていった、成長につながったというアプローチを心がけていきたいので、意識して何かを変えようとは思っていません。
―なるほど。その過程が大切だというわけですね。
宇草:例えば打席の中で、これは違うなと思うと、別のアプローチに変えることはあるかもしれません。ただ、その変化は普通にあることだと思いますし、変化していくものだと思っています。
―ガラリと大きく変えることはないと?
宇草:意図して何かを大きく変えるというよりも、いまは、一つずつ確実に積み重ねていきたいという気持ちの方が強いです。目標に向かって、一つずつ積み重ねていく過程のなかで、変化は当たり前にあるものだと思っています。
―ではキャンプの1カ月間で、進化したと感じる部分はありましたか?
宇草:スローイングや守備の部分に関しては、数多くノックも受けましたし、フリー打撃で打球を捕球する機会もたくさん設けたので、自分が思っていたよりも、良い感覚をつかめてきたと感じています。ただ、慢心はありません。現状には一切満足していません。
ー新人の森翔平投手や中村健人選手も同年代。チームに同年代の選手が増えました。
宇草:(髙橋)樹也がケガで出遅れてしまっていますが、今季は同学年のみんなで活躍できるようにしたいですね!
《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの2020年シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、2021年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月に一軍再昇格を果たすと、10月・11月で25安打・2本塁打をマーク。1番打者として打線を牽引する活躍をみせた。3年目を迎える2022年シーズン、レギュラー奪取の期待がかかる。