◆精密機械・北別府学

通算成績:515試合 213勝141敗5S 防御率3.67

 プロ2年目に先発ローテーションに定着。3年目の1978年から1988年まで、11年連続で二桁勝利を記録するなど二度の沢村賞にも輝いた。現役時代に残した通算213勝は歴代18位、先発勝利数200勝は歴代10位、通算完投数135は歴代35位の大記録。針の穴を通す制球力は精密機械と呼ばれ、投手王国のエースに君臨し続けた。

◆驚異のタフネス右腕・佐々岡真司

通算成績:570試合 138勝153敗106S 防御率3.58

 プロ1年目の1990年からエースナンバーを背負い、先発、抑えでフル回転。離脱が少なく、2007年の引退まで全ての年で勝利を記録した。先発100勝、100セーブは江夏豊以来史上2人目の大記録。先発のみに専念すれば200勝到達は確実と言われた平成屈指の大エースだ。今シーズンからは監督という立場で、後輩にエース魂を注入している。

◆ミスター完投の漢気右腕・黒田博樹

日米通算成績:533試合 203勝184敗1S 防御率3.51

 通算6度の最多完投を誇る“ミスター完投”は、低迷期の2000年代の投手陣を気迫溢れる投球で牽引した。2007年オフに米大リーグに移籍したが、2014年オフにカープに電撃復帰する“漢気”を見せた。投手陣の精神的支柱として2016年、チームに25年ぶりの優勝をもたらし、同年現役を引退。現役時代の背番号15は、山本浩二(8)、衣笠祥雄(3)に次ぐ永久欠番となった。