チーム史上初のリーグ3連覇から5年目のシーズンを迎えた2023年。連覇の原動力となった選手たちは、中堅・ベテランと呼ばれる域に達し、またその中の一人は監督としてチームに帰ってきた。年齢30を超え、成熟された選手たちの躍動を、まだ見たい！ もっと見たい！ 誰しも抱いているその思いと共に、今シーズンも彼らの活躍に大きな期待を込めて。
※年齢、成績は2023年4月13日時点のもの。打者：（打率）（本塁打）（盗塁）（安打）、投手：（防御率）（勝敗）（セーブ）（奪三振）の順で記載。
◆ここぞの場面で決定打を放つ期待の存在
堂林翔太 ：走攻行守そろった選手として、さまざまなポジションを任され、３連覇時にも重要な場面で出番が回ってくることが多かった堂林。レギュラー定着には至っていないが、打撃向上の兆しも見えてきた。今シーズンは開幕から好調を維持していることからも、ファン待望の選手が、ついにレギュラーの座を射止めることができるか期待をしたい。【通算成績】.241、54本、40盗塁、528安打 【1991年8月17日生（31歳）、愛知県出身】
◆変幻自在の変化球と抜群のコントロール
野村祐輔：ルーキー以来ずっと先発のマウンドを任される生粋のスターター。近年は登板機会が減ってしまったものの、キャリアハイとなる2016年には、25試合で先発し16勝をマーク。磨き上げたコントロールで打者を翻弄し、打ち取っていく安心の投球スタイル。今年もあの『祐輔スマイル』を一度でも多く見られることを願って。【通算成績】3.60、79勝62敗、0セーブ、736個 【1989年6月24日生（33歳）、岡山県出身】
◆ 気迫を込めた全力投球のリリーバー
中﨑翔太：誰もが認める守護神として試合終盤を任され、連覇時には3年連続の胴上げ投手となった。抑えという過酷な役割のなかで、タフな精神と強靭な肉体を持つ彼だからこそ、成し遂げられた偉業だ。今春キャンプではより綿密な体調管理を心がけ、一軍のマウンドへ上がる準備は万全。投球中の鬼気迫る表情と、あの笑顔をみんなが待っている。【通算成績】3.29、21勝32敗、115セーブ、338個 1992年8月10日生（30歳）、鹿児島県出身
