広島東洋カープにまつわるモノ・コト・場所をクローズアップして取り上げる『カープ再発見』企画。開幕を心待ちにするカープファンに、開幕がもっと待ち遠しくなる(!?)アレコレをお届けする。
今回は、カープグッズの走りとも言える『カープ鉛筆』を取り上げる。初優勝の1975年に登場したカープ鉛筆、そのデザインとは。
カープ文具で最初にヒットした商品は、初優勝した1975年にトンボ鉛筆から発売された『カープ鉛筆』。芯の色は黒だったが、柄は白く、六角鉛筆ではなく丸鉛筆だった。その理由は、柄もイラストや写真などの印刷が六角形より簡単だったからという。
この時は鉛筆1本ごとにV1戦士のイラストとサインが一人ずつ入っていた。描かれているのは山本浩二・衣笠祥雄・外木場義郎・池谷公二郎・佐伯和司・大下剛史・水谷実雄・三村敏之・水沼四郎・ホプキンス・シェーンの11選手と、古葉竹識監督の12名。
各選手1本ずつそろった1ダース入り1箱が、当時の値段で480円だったという。削り口と反対側に赤地に『C』のマークと、当時のカープのロゴが入っている。
「カープ球団から商標使用の許可をもらって商品化して、広島地区限定で発売しました。当時広島県内に住む小学生男子には、爆発的にヒットしましたね」(トンボ鉛筆広島店・販売担当者)
『カープ鉛筆』の誕生は、球団創設2シーズン目の1951年。たる募金が始まったこの頃、CARPの文字が刻み込まれた黒鉛筆を、文具店などではなく本通りなどの街頭で、カープ若手選手達が道行く人に直接手売りしていたのだ。
「鉛筆は消耗品で当時は現在以上によく使われ、単価が安いのでよく売れました。買ってくれた方が皆さんから『頑張って』と声をかけてもらったのがありがたかったです」とは、ハープ初の入団テストを経て捕手として活躍した長谷部稔さんの談だ。
1975年以降、カープ鉛筆は何度となく様式やデザインを変えて販売されてきた。デザインを変更する周期は特に決まっていないそうだが、カープ商品販売部によると、カープ鉛筆は主に小学校低学年に人気なので、芯は濃いめに設定していたそうだ。なお、カープ鉛筆は2026年シーズンのグッズカタログでも健在。商品名を『2B鉛筆(6本セット)』と変えて、今なお愛されている。
鉛筆に始まり現在は消しゴム、各種ボールペン、メモ帳……とバリエーション豊富なカープ文具だが、なかでも話題をさらったのが『3色ボールペン(赤・赤・赤)』だ。3色すべてが赤のボールペンで、芯の太さは極細・細・中太。登場時は「3色とは……?」とファンを大いに戸惑わせたが、現在は定番の人気グッズとして販売されている。
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