エイジェック女子硬式野球部は23日、今季監督に、元・西武ライオンズの中﨑雄太氏が就任すると発表した。昨季まで監督を務めた小林茂生氏はチームディレクターとしてチームを支える。

エイジェック・ユース監督時代の中﨑雄太氏

 中﨑氏は、2008年に埼玉西武ライオンズにドラフト1位指名を受け入団。左の本格派投手として活躍が期待されたが故障に悩まされ、2016年には当時コーチだった清川栄治氏の指導でサイドスローに転向。大きくクロスステップする独特の投球フォームで『画面から消える投手』と話題になった。また、カープ・中﨑翔太の兄としても知られている。

 西武退団後は、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブス、社会人野球・エイジェックで選手兼任コーチとしてプレー。引退後は『トレーニング・プロフェッショナル・アカデミー』、中学女子硬式野球クラブ『エイジェックユース』で指導を行ってきた。

 就任にあたり、「チームとしては変わらず2大大会優勝を目標に、既存の選手と新戦力の選手をうまく嚙み合わせチーム力の向上を図り、強くワクワクするチームづくりを目指してまいります。昨年の成績をチームとして重く受け止め、一からのスタートとしていこうと今年の活動を始動させました。『走・攻・守』全てを引き上げ、現状に満足する事なく常に向上心を持ち続け、チーム全員で高め合い、目的意識・目標を掲げながら精進して参ります。引き続き、より一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます」とコメントした。

 昨季成しえなかった、全国制覇へ向け、新体制で再スタートを切る。

 

■中﨑雄太(なかざき・ゆうた)
1991年3月11日生まれ
鹿児島県出身
日南学園高-西武(2009-2016)-栃木ゴールデンブレーブス(2017)-エイジェック(2018)