2022年ドラフト2位でカープに入団し、プロ3年目を迎えた内田湘大。いま、新たな壁に直面しているという内田が向き合う課題とは。二軍で試行錯誤を続ける若き大砲候補の今に迫った。

「とにかく練習するしかない」。飛躍を期待される内田はそう語る

 昨シーズン最終戦で初の一軍スタメンをつかむと、初打席でプロ初ヒットを記録した内田湘大。3年目を迎えた今シーズンは「数字をすごく求められていると思う」と、自身の立ち位置をそう語る。

 二軍ではここまで32試合に出場して103打数17安打、打率は.165(5月9日現在)と本来の調子にはまだ遠い。

 現状については、「状態が悪い時に、相手投手に対してどう対応していくかが今の課題だと思います。とにかく練習するしかないです」と分析し、試合に向かう考え方や目付の方法を勉強しているという。

 3年目の新井カープは 『変化』を掲げるが、内田のもう一つのアピールポイントは『元気』。「僕の売りの一つだと思っているので、そこはぶらさずにやっていきたい」。

 昨季最終戦でその片鱗を覗かせた、若き大砲候補の爆発に期待したい。

■内田湘大(うちだ・しょうだい)
2004年9月22日生、長野県出身
183cm 97kg/右投右打/内野手/プロ3年目・20歳
利根商高ー広島(2022年ドラフト2位)