8月6日にリトルシニア夏の日本一を決める『エイジェックカップ第53回日本リトルシニア日本選手権大会』の決勝戦が、明治神宮野球場で行われ、世田谷西が橿原磯城を4対1で破り、見事優勝を果たした。
これで世田谷西は夏の選手権三連覇となり、1983年~1985年の調布、1990年~1993年の港東に次いで、史上3チーム目の快挙となった。また、2年連続での春の選抜大会と夏の選手権連覇は、史上初の快挙だ。
世田谷西は初回、一死満塁のピンチを凌ぐと、すぐさま3番・元木瑛介の適時打で先制。2回に追いつかれるも、9番・西崎大賀の適時打で勝ち越し、3回には5番・鐘ヶ江勇人の2点適時二塁打で突き放した。
投げては、準決勝で好投したエース福田遊大ではなく、今大会初登板の奥村太郎が先発。初回にピンチを招き降板したが、吉住泰親、徳久陽人の継投で橿原磯城打線を封じた。
橿原磯城は、中軸を打つ永野彪牙、中山展誠、大塚永喜や2年生の多根井蒼生らの強打で世田谷西を上回る7安打を放ったが、初回の一死満塁を活かせなかったことが響いた。
優勝した世田谷西は、中学硬式野球各団体の優勝チームが集う『3rd エイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』への出場を決めた。過去2大会は初戦敗退に終わっているが、地力は非常に高いだけに、もう一つのタイトルが加わる可能性も十分だ。