サンフレッチェ広島レジーナは12日、GK・巻胡花(まき・こはる)の現役引退を発表した。

サンフレッチェ広島レジーナのホームスタジアム・エディオンピースウイング広島

 巻は2003年生、熊本県出身。広島文教大附属高からレジーナに加入し、2021-22シーズンからプレーしてきた。巻はクラブを通じてコメントを発表。

「今シーズン限りで現役を引退することを決めました。このような形でのご報告になってしまい申し訳ありません。日頃から支えてくださったサンフレッチェファミリーのみなさま、スポンサー企業のみなさま、チーム関係者、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

 この決断は、とても簡単ではありませんでした。時間をかけて自分の意思や感情と向き合いました。

 引退を考えた時に家族、指導者、チームメイト、同期、トレーナー、地域の方、試合に出てなくても『待ってるよ』と声をかけて下さったサポーターの方々。沢山の人が思い浮かびました。チームに貢献したい、プレーで感謝の気持ちを表現したい。そんな思いで4シーズン過ごしてきました。思い描くような結果にはなりませんでしたが、サンフレッチェ広島レジーナで過ごした4シーズンは間違いなく私自身を成長させてくれて、今の私をつくってくれました。このチームの一員としてプレーできたことが私の誇りであり、サッカー人生の財産です。

 サッカー選手としてのキャリアを広島という地で、大好きなサンフレッチェ広島レジーナで終えることができ、私は幸せです。

 今後の人生を考えた時に、もっと人として成長したい、自分の可能性を広げたいと思い新しい環境に身を置くことを決めました。今までとは違った形にはなりますが、お世話になった方々に感謝の気持ちを体現していきたい。その思いは変わりません。またどこかで皆さんと会える日を楽しみにしています。

 その時に成長した姿で会えるように日々精進していきます。

 サンフレッチェ広島レジーナとレジーナを支えてくださるみなさんが大好きです。本当にありがとうございました」