12月9日に行われた現役ドラフトで、カープは楽天の内野手・辰見鴻之介(たつみ・こうのすけ)を獲得。カープからは投手・大道温貴がヤクルトへの移籍が決まったと発表した。

ヤクルトへの移籍が発表された大道温貴(写真は2025年10月3日・ヤクルト戦で今季一軍初登板した大道)

 辰巳は福岡出身の25歳。2022年育成ドラフト1位で楽天に入団すると2023年7月に支配下登録され、2024年には一軍2試合に出場していた。大学時代は九州六大学リーグで通算21盗塁。4年春の大会では二塁手としてベストナインに輝くなど、俊足内野手として活躍した。

 ヤクルトへの移籍が発表された大道は、2020年ドラフト3位でカープに入団。同期入団の栗林良吏、森浦大輔とともにプロ1年目から開幕一軍をつかむと、初登板で初ホールドをあげる。以降はコンスタントに一軍で登板し、通算4年で79試合7勝6敗13ホールドをマークしていた。

 大道は球団を通じて、以下コメントを発表。

「広島東洋カープでの5年間は大変お世話になりました。この5年間で得た経験はどれも自分の今後の人生に大きく役立つものばかりです。CSをはじめ緊迫した場面でマウンドに立たせていただいたことは、貴重で本当に大きな経験となりました。その経験を今後は東京ヤクルトスワローズでも存分に生かしていきたいと思っています。これからもご声援のほど、よろしくお願いいたします」

 カープは昨シーズンの現役ドラフトで山足達也、鈴木健矢を獲得(山足は今季限りで現役を引退)。矢崎拓也がヤクルトへ移籍していた。