21年前は観客として新日本プロレス神宮球場大会を観戦していた内藤選手。21年の時を経てメインイベンターとなった内藤選手が当時、座っていたレフトスタンドを激写。

◆カープもここから巻き返してくれると信じています

 まあ、花火をバックにした写真が某雑誌の表紙になっていたのでヨシとしたいところですけど、でも、グラウンド内で花火を見られる貴重な機会でしたからね。この借りを返すためにも、もう一度、神宮球場大会を開催しないとダメですね(笑)。

 オレも小さい頃は隅田川、荒川の花火大会に行ったことはありますけど、プロレス会場であれだけの花火を見たのはもちろん初めての経験でした。今年、全国の花火大会がことごとく中止になって、夏らしさが欠けていたと思うんですけど、そういうなかで今年初めてナマで花火が見られたので、唯一夏らしさを感じたというか。例年、この時期は新日本プロレスのG1で夏らしさを感じていたけど、今年はそれが神宮の花火だったかなと。

 きっと会場にいたお客様、テレビなどで見ていた方も、あの花火があったことで印象に残ったんじゃないですかね。2020年8月の新日本プロレスの神宮球場大会の記憶として皆様の中に残ってくれたらうれしいです。

 オレがファンとして見に行った21年前の神宮球場大会では、グレート・ムタvsグレート・ニタの電流爆破マッチで、大量の煙は上がっていましたけどね(笑)。でも21年後の大会では花火が上がって、さらにベルトも取り返すことができたので、オレにとっても忘れられない大会になりましたよ。ただ、じっくりと花火を見ることができなかったので、それだけが心残りです(笑)。

 カープに関しては、なかなか状態が上がってこないですけど、逆襲を信じて後半戦も応援し続けたいと思います。自分がベルトを取り戻したように、カープも必ず巻き返してくれると信じていますから。

 では、今回はこのあたりで失礼させていただきます。次の連載まで、トランキーロ…あっせんなよ!