夜空を彩る花火をバックに、カメラマンのリクエストに応じる内藤選手。

◆メインで勝利し、お客様と一緒に花火を見ようと思ったら……

 試合前にグラウンドに出るときに、ビジター側のクラブハウスからつながっている渡り廊下を通ったんですけど、あんな通路があるのは知らなかったです。神宮球場に観戦に行って、試合後にカープなどビジター側の選手がブルペンの横の扉から帰っていくのは知っていましたけど、どこに向かっているのかは知らなかったので、その謎が解けました。

 試合前のウォーミングアップのときは、まだかなりグラウンド上も暑かったです。そのときに思ったのは、こんな暑い中で守備についていて、投手にフォアボールを連発されたらキツいだろうなって(苦笑)。

 なかなか集中力を保つのは大変だろうし、テンポよく投げて、テンポよくアウトを重ねる投手だと、きっと野手はやりやすいんだろうと思いましたよ。それもある意味、スタンドから見ているだけじゃわからない部分でしたね(笑)。

 実際にオレが試合をするときには、もう太陽も完全に落ちていて、風もちょっと吹いていたので、リング上でも暑さはまったく気にならなかったです。風もほどよく吹いていたので、むしろ気持ち良かったぐらいですね。

 メインの試合後には花火がたくさん上がったんですけど、リング上から花火を見ることなんて滅多にない機会だし、オレとしてはお客様と一緒に見たいなと思ったんです。でも、花火を見上げていたら、後ろから大きい声で某週刊誌のカメラマンに「内藤さん、内藤さん!」って呼ばれて(苦笑)。

 まあ、花火をバックに写真を撮りたい気持ちもわかるので、仕方ないから正面を向いて写真を撮ってもらいました。それでカメラマンの人から「OKです!」って言われて、よしこれで花火を見られるぞ!と思って後ろを振り向いたら、ちょうど花火が終わりました(笑)。