毎年恒例となった新井貴浩監督の護摩行のニュースも報じられ、いよいよ春季キャンプも間近となってきた。今季加入の新戦力が注目される一方、2年目野手の覚醒にも期待が集まっている。昨季終盤では15試合連続安打をマークし、4番にも座った佐々木泰だ。
2025年シーズン、二軍で佐々木を指導した新井良太コーチが語っていた佐々木のポテンシャルとは。(『広島アスリートマガジン2025年9月号掲載記事を再編集)
佐々木に関しては、まず、『スケールが大きいバッター』という印象を持っていました。メカニック的な部分でいうと、懐が深くてトップが深いところです。
彼の良いところは、どんな球にも対応できて、しっかりとしたスイングができているところです。加えて、トップが寄らないでしっかり引いて打てています。これらはなかなか教えてできるものではないですし、天性の部分があります。
故障明けで4月後半に実戦復帰しましたが、それまでは実戦から遠ざかっていたので、当時は「これからだろう」という思いで見ていました。残念ながら6月上旬に肋骨の疲労骨折で抹消されてしまいましたが、彼がこれまで経験してきた大学野球では毎日試合をすることもありませんから、一軍で実戦を経験するなかで、疲れも出てくる部分もあったと思います。
彼にとっては、すべてがまだまだ経験の段階だと思っています。結果どうこうではなく、打席内での間合いも良いと見ています。今後がとても楽しみな選手のひとりです。
■新井良太(あらい・りょうた)
1983年8月16日生まれ
広陵高ー駒沢大ー中日(2005年大学生・社会人ドラフト4位 〜2010年)ー阪神(2011年〜2017年)
阪神時代は実兄・新井貴浩(現監督)と共にプレー。引退後は阪神の二軍・一軍コーチを経て2025年よりカープの二軍打撃コーチを務め、2026年シーズンからは一軍打撃コーチに就任することが発表された。
■佐々木泰(ささき・たい)
2002年12月24日生、岐阜県出身
県岐阜商高-青山学院大(2024年ドラフト1位)
県岐阜商高時代は1年夏から4番を経験。高校通算41本塁打を記録。青学大では1年春からサードのレギュラーとして試合に出場し、4本塁打を放ちベストナイン。4年春からは主将を務めた。大学通算12本塁打をマークするなど、強打の内野手としてプロから注目されていた逸材。

