サンフレッチェ広島が、エディオンピースウイング広島で行われた明治安田J1百年構想リーグ WESTグループ第2節でホーム開幕戦に臨んだ。今季初となるファジアーノ岡山との「中国ダービー」は、PK戦を広島が5-4で制して、勝ち点2を手にした。
試合は前半10分、岡山はセットプレーから江坂任のゴールで先制。早々に追う展開となった広島は25分、中野就斗が相手GKと1対1のチャンスを迎えるが、GK・濱田太郎の好セーブに阻まれる。追いつきたい広島は47分、ペナルティエリア前で鈴木章斗のヒールパスに走り込んだジャーメイン良が合わせて左足を振り抜くと、シュートは相手GKに当たるもそのままゴール右上に決まり、前半終了間際で同点に追いついた。
同点のまま拮抗した試合は70分、岡山のMF・小倉幸成が2枚目のイエローカードを受け退場すると、1人多い広島が圧力を強めていく。73分には東俊希に代わって菅大輝、ジャーメインに代わって走力のある中村草太を投入。85分には鈴木章斗に代えて高さのある木下康介を前線に投入。終盤にかけて岡山ゴールに襲いかかるが、岡山の堅い守りの前にゴールをこじ開けることができず、試合は1−1で終了。引き分けのない百年構想リーグは、90分+アディショナルタイムで決着がつかない場合はPK戦で勝敗をつけるレギュレーション。広島にとっては、初のPK戦に突入となった。
迎えたPK戦。広島はトルガイ アルスラン、木下、中村草太が続けてPKを成功させる。岡山は4人目の藤井海和のシュートを大迫敬介が見事にストップし、リードを奪う。広島は続く菅がPKを成功させると、勝敗の行方は5人目のキッカー・塩谷司に託された。岡山サポーターのブーイングが響くなか、塩谷は冷静に右足を振り抜きボールはゴール右上へ突き刺さる。PK勝利が決まった瞬間、スタジアムは広島サポーターの大きな歓声に包まれた。昨年、ホーム開催初の中国ダービーで敗れた広島だったが、今度はホームで見事に雪辱を果たした。
試合後の会見でガウル監督は、「90分で試合を決めることができなかったのは残念。退場者が出てからは相手のプラン通りに運ばれた展開もあった。自分たちもチャンスをつくりながら、オフサイドにはなってしまったが、ゴールもあった。大事なのは、『自分たちがどう戦ったか』にフォーカスすることだと思っている」と試合を振り返った。
これでJ1特別大会、ACLEを含めて公式戦3連勝。次戦は2月17日、ACLEでアウェーのFCソウル戦に臨む。

