4月4日、ルートインBCリーグがいよいよ開幕する。今年、球団設立10周年の節目となる栃木ゴールデンブレーブスは、茨城アストロプラネッツとエイジェックスタジアム(栃木県宇都宮市)で開幕戦を迎える。今季の見どころを監督就任2年目となる山下徳人監督に聞いた。
◆優勝するためのキーは『投手力』
― 今年は球団創設10周年の節目です。どんなチームを目指していきますか?
「前任の監督たちが築き上げてきた良いところを継承しながら、今年は10年目の節目として新たにチームをつくっていきたいという思いです。独立リーグの中で日本で一番熱い『県民球団』でありたいと思っています。これまで通り、地域貢献活動を含め、栃木県民の方々に喜んでいただける球団であることを継承しつつ、さらに盛り上げていきたいですね。また、10周年という節目ですので、ファンや県民のみなさんに喜んでいただけるよう、『勝つこと』にこだわっていきます」
― 昨年のチームを支えた投手が多く退団し、投手陣は一新されると思います。期待の新戦力はいますか?
「主力が5人抜けた穴を誰に埋めさせるのか、戦いながら整備していきたいです。まず、WBCでブラジル代表として活躍したマロスティカは、合流後すでに4試合投げていますが、やはり150キロ近い速球を投げています。今のところ彼はクローザーとして考えています。新人の貴舩(きふね)蒼一郎は150キロを投げる能力があります。リリーフとして、NPB入りを目指せる投手ですから、戦力になってくれると大きいです。先発は開幕投手に指名した堀岡俊人とルーキーの藤希(かずら・のぞむ)の2枚を中心にリーグ戦を戦うことになります。優勝するためのキーは、やはり『投手力』です。二人に続く先発投手陣として、ベテランの成瀬善久、吉川光夫以外のピッチャーが何人出てくるか。中継ぎも新人が多いので、吉川投手コーチと共に見極めながら育てていきたいです」
― 3年連続で野手がNPB入りを果たしていますが、今年それに続ける選手はいますか?
「昨年指名漏れした桃次郎、2年目の星哉、ルーキーの伊原文太の3人はNPBを狙える位置にいると思います。桃次郎は足の速さ、星哉の守備など、独立リーグから上のステージを目指すには、こういった一芸に秀でている点が重要です。伊原は走攻守のバランスが良くハイレベルな選手です」
― 桃次郎選手は外野手から内野手へ、ダッタ選手は内野手から外野手に登録変更されましたが、どんな起用になりますか?
「桃次郎についてはセカンドも守れるので、チームバランスを考え内野手登録にしていますが、今季もセンターで起用する予定です。ダッタはNPBへ行くためにに本人とも話し合いましたが、今年は強肩がより活きるライトを守る予定です。外野手ではルーキーの坂本寅泰が注目です。彼は三方(陽登・オリックス)ぐらいの長打力があるので、楽しみな選手です。
― いよいよ明日開幕を迎えます。注目ポイントを教えてください。
「4~5点勝負の攻防になると思います。堀岡俊人は試合をつくる能力に長けた投手ですから、6回までを3点以内に抑える計算です。先制点を奪って、常に有利な展開で進めるという試合をイメージしています。打線はキャプテンの楠本龍聖を中心に、昨年同様『心と打線がつながる』攻撃を期待しています」
― 最後にファンのみなさまへメッセージをお願いします。
「球場に来てくださる方々には、選手の所作や立ち居振る舞いも含め、独立リーグでナンバーワンだと思っていただけるような、『爽やかで誠実』なチームであることをアピールしたいです。今季のスローガン『ONE HEART 10th』のもと、栃木県民のみなさんと一緒に戦っていきたい。10周年の節目、必ず優勝を目指します」
●山下徳人(やました・のりひと)
1965年生・和歌山県出身
[球歴]箕島高ー東洋大ーロッテオリオンズ/千葉ロッテマリーンズ(1988~1998)
[指導歴]ロッテ(1999~2003/2014~2017)ー栃木ゴールデンブレーブス監督(2025〜)

