4月25日、エディオンピースウイング広島で明治安田J1百年構想リーグWESTグループ第12節 サンフレッチェ広島-セレッソ大阪戦が行われた。試合は、後半アディショナルタイムで追加点をあげた広島が、2-1で劇的な逆転勝利を飾り3連勝。勝ち点3を積み上げチームは4位に浮上した。
広島は中盤の要である川辺駿が体調不良のためメンバー外。川辺に代わるボランチには、中島洋太朗が起用された。
試合は立ち上がりからC大阪に押し込まれる展開となった。その流れの中で、前半12分、ゴール前の混戦からチアゴ アンドラーデに先制点を許してしまう。「最初の30分、インテンシティや1対1のデュエルで後手に回り、相手に主導権を握られて苦しい展開になりました」とガウル監督が振り返ったように、前半の広島はボールを保持できず、後手に回るシーンが目立った。
「前半の戦いぶりについて、何が足りなかったのかをはっきりと伝えました」(ガウル監督)。後半は一転、広島は激しいプレスでボール保持率を上げていく。56分にトルガイ アルスラン→木下康介、72分には鈴木章斗→前田直輝、加藤陸次樹→ジャーメイン良と、次々にFWを入れ替えて攻撃の圧力を強めた。
後半41分、相手DFのオウンゴールでついに広島が同点に追いつく。「去年の僕だったら勢い任せのシュートを打っていた。ボックス内での冷静さとクロスの選択ができた」(前田)。右サイドから前田が鋭いクロスを供給。その先にジャーメインが詰めていた。「触っていなくても僕が入れていた」(ジャーメイン)。途中出場の2人が試合を振り出しに戻した。
さらに攻勢を強め続けた広島は後半44分、コーナーキックからゴール前の混戦で木下と相手DFの争いからハンドを誘発。VARの結果、PK判定に。これを木下が冷静に決め、土壇場で広島が逆転に成功した。広島が逃げ切り、2-1で試合終了。地元で見事3連勝を飾った。
「我々にとって今シーズン最高の試合だったとは言えませんが、見事な逆転劇でした。後半、ボールを持っていない際の守備を整理して選手を送り出したところ、彼らが見事に応えてくれました。先制されてから逆転するだけの『気持ちの強さ』を示せたことは素晴らしいですし、前半の苦戦から多くを学び、成長できた試合だったと思います」
この激戦をガウル監督はそう振り返った。広島は勝点19で4位に浮上。次節は中3日で、アウェー・福岡戦に臨む。

