今シーズン、史上10人目となる『100セーブ100ホールド』を達成したカープ・中﨑翔太。2019年以降は故障と手術、リハビリを繰り返してきたベテラン右腕が、プロ16年のキャリアのなかで大切にしてきた『信念』があるという。「周りのみなさんが喜んでくれることが一番」と語る中﨑が、改めて、周囲への感謝の思いを語った。(全4回/第4回)

投手陣では大瀬良大地に次ぐ年長者となった中﨑翔太。プロでは16年目のシーズンを迎えている

◆自分の記録は、周囲の人たちのため

—5月13日の巨人戦(福井)では、『100セーブ100ホールド』という大記録も達成しました。記録への意識はいかがでしょうか。

「100セーブ100ホールドについては周りから声をかけられることもありましたし、ケガなくチームに貢献し続ければいつかは達成できるのではないかと思っていました。昨シーズン500試合登板を達成した時も、周りの方々がすごく喜んでくれたのですが、やはりみなさんに喜んでもらえるのが一番なので、『なんとか次の記録も達成したい、ケガで台無しにすることだけは絶対に避けたい』と思っていました」

—良い形でモチベーションにつながっていたということですね。経験やキャリアを重ねることで、1つの登板に感じる重みや感じ方に変化はでてくるものですか。

「そこに関してはずっと変わらず、同じ信念を曲げずにやってこれていると思います。僕自身、何度も試合を壊してしまったこともありますが、常に先発の勝ちだけでなく、チームの勝ちも背負って投げているという思いでやっています。良い場面だけではありませんが、任せてもらっている選手が結果を出せなければ、コーチや監督の責任問題も発生します。それこそ、その日しか球場に来ることのできないファンの方もいます。いろいろな方の思いを背負ってマウンドに上がっていると思っていますし、その考え方は昔から変わっていませんね」

—最後に、カープファンのみなさんにメッセージをお願いします。

「いつもたくさんの熱い応援、ありがとうございます。今シーズンも変わらず球場に足を運んで応援していただけることや、声援を送っていただけることは、選手にとってすごく励みになっています。序盤は苦しんでいますが、もっともっと上に行けるチームだと思っていますし、選手たちも一生懸命頑張っています。これからも熱い声援をよろしくお願いします!」

■中﨑しょうた(なかざき・しょうた)
1992年8月10日生、鹿児島県出身
プロ16年目
日南学園高ー広島 (2010年ドラフト6位)

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