2025年ドラフト2位でカープに入団した齊藤汰直。大学時代は東都リーグでライバルたちと切磋琢磨し、日米大学野球選手権大会に出場するなど経験を積んできた。プロ1年目にして一軍デビューも果たしたルーキー右腕が、ドラフトへの思い、そして描く理想の投手像を語った。(全2回/第2回)

最速156キロのストレートと、鋭く落ちるフォークが武器の齊藤汰直

◆「ドラフト1位指名」を目指した大学時代

―大学4年間は東都リーグでプレーされました。そこで感じたことはありますか?

「毎年、東都リーグからプロに行く選手がいたので、『こういう選手がプロに行くんだな』と感じながら対戦していました。『プロを目指す選手のレベル』を感じながらプレーすることができた4年間でした」

―その高いレベルのなかで、『4年後、ドラフト1位』を目標に掲げて取り組んだとお伺いしました。

「そうですね。ただ、下級生の頃はほとんど上手くいっていなかったんです。大学4年になって、少しずつ何かが見えてきたかなという感覚でした」

―4年の夏には、第45回・日米大学野球選手権大会に出場されました。

「同学年のトップレベルの選手たちとプレーできたのは大きかったですね。アメリカ人選手を相手に投げるのはもちろん初めてでしたが、打者はブンブン振ってきてくれるので、僕個人としては投げやすいイメージでした。もちろん一歩間違えれば長打になってしまいますが……」

―大学4年間は、齊藤投手にとってどんな4年間でしたか?

「過程を振り返ると悪かったことの方が多い4年間でしたが、結果的にはプロに入るという目標を叶えることができたので、今は貴重な経験ができた4年間でした。きついこともありましたが、今思えば、幸せな4年間だったと思います」

―ドラフト会議でカープから2位指名を受けました。

「正直なところ、『ドラフト1位でプロ入り』を目標にしていたので、あまり喜べない自分もいました。1位指名から漏れた時はショックでしたし、2位で指名をいただいた時も悔しさの方が大きかったですね。ただ、周りはみんな喜んでくれましたし、生田監督に報告した際には『ここからは指名順位も関係ない。厳しい世界だから、ここから活躍しよう』と言っていただきました。両親も安心してくれていました」

―背番号は『11』。亜細亜大の先輩でもあり、2024年シーズンまでカープでプレーした九里亜蓮(オリックス)投手がつけていた番号でもあります。

「かっこ良すぎますよね。この背番号に見合う活躍をしなければいけないと思いますし、11番をいただいた時は素直にうれしかったです」

―プロ初登板は3月27日の開幕戦(中日・マツダ スタジアム)でした。あの試合を振り返って、いかがですか。

「僕がリリーフのトップだったので緊張もありましたが、とにかく抑えることだけを考えていました。無失点でマウンドを降りた時は、素直にほっとしましたね」

―これからプロの世界でどんな投手になっていきたいですか?

「日本を代表する投手になりたいですし、将来的には先発を任せてもらえる投手になりたいです。一軍での登板を通じて、まだまだレベルの差を感じました。今は二軍で課題克服に取り組み、次に一軍へ上がった時には相手打者を圧倒できる投手になりたいです。二軍降格後、打ち込まれることもありますが……大学時代もこういうことばかりでした。ただ、課題と向き合い続ければ結果につながることも大学で学んだので、切り替えて取り組んでいこうと思います」

―今後、どのような投球を見せていきたいですか?

「まずはいち早く、一軍で相手打者を圧倒できるような投球をしたいですし、必ずできるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」

■齊藤汰直(さいとう・たいち)
2003年12月7日生、兵庫県出身
183cm・90kg・右投右打
武庫荘総合高ー亜細亜大ー広島(2025年ドラフト2位)

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