7月28日から開催されている『マイナビオールスターゲーム2026』。今年はカープから岡本駿・坂倉将吾・遠藤淳志の3選手の出場している。(※遠藤は、出場辞退となったT.ハーンの補充選手として選出)

 今シーズンで75回目を迎える球宴だが、ここでは『カープとオールスター』に焦点を絞って紹介する。カープの第一次黄金期を迎む1980〜1999年。この間に開催されたオールスターでも、数々の名場面が生まれた。

 ミスター赤ヘルの最多本塁打、無死満塁からの三者連続三振など、鯉党の記憶に刻まれた名場面を振り返ってみよう。

『ミスター赤ヘル』として、今なお多くのカープファンに愛される山本浩二

◆1985年/藤井寺 王貞治を抜き山本浩二が球宴最多本塁打をマーク

 攻守両面で歴代屈指の好成績を残している山本浩二は、オールスターゲームの舞台でも他を圧倒する記録を残している。1973年に初出場を果たすと、そこから現役を引退する1986年まで14回連続で出場。この数字だけでも球界を代表する選手だったことが伺えるが、打撃成績の面でも突出した数字を記録した。

 オールスターゲームでの通算本塁打は歴代1位の14本で、通算打率.316(100打席以上)と通算打点27は共に歴代3位。70年代後半からは王貞治に代わる球界一のスラッガーとしての地位を確立し、カープの黄金期を彩っていった。

 なお、オールスターゲーム直後にはペナントレースで通算500本塁打を達成。現役中に残した536本塁打は王貞治、野村克也、門田博光に次ぐ歴代4位の大記録である。