8月26日から東京ドームを舞台に開催されている『第97回・都市対抗野球大会』。全32チームが、社会人野球の頂点を目指し熱い戦いを繰り広げている。大会7日目の9月2日は、3試合が開催。2年ぶり3回目の都市対抗本戦に臨んだエイジェック(小山市)は、初のベスト8入りをかけ2回戦に臨んだ。
2回戦の相手は、4年連続65回の出場を誇る大阪市・日本生命。
先発マウンドに上がったのは、地元・栃木県出身で國學院栃木高から國學院大を経た神山陽登。一方、日本生命の先発も同じく國學院大出身の當山渚となり、大学の同窓対決で試合がスタートした。
先発の神山は、日本生命の強力打線を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。
試合が動いたのは2回。エイジェックは補強選手の金原塁(日立製作所)が左翼二階席へ飛び込む特大のソロ本塁打を放ち、先制に成功する。
さらに3回、1番・草野里葵の安打などでチャンスをつくると、3番・髙岡佳将も四球を選び好機を広げる。ここで打席が金原に回ると、先制アーチを放った頼もしい4番がまたしても豪快な一発を放つ。相手投手の変化球を捉えると、打球は再び左翼スタンドへ。2打席連続となる本塁打で、エイジェックが3点を追加した。
勢いに乗るエイジェックは4回にも、二死満塁から2番・和田泰征の適時打で2点を加算し、6−0とリードを広げる。
先発の神山は5回、二死から日本生命の9番・松嶋晃希に2ランを浴びて2点を失うものの、5回2失点と粘りの投球を見せてマウンドを降りた。その後、投手陣は金城乃亜らが日本生命打線に反撃を許さない粘りの投球をみせる。
8回には、初戦で決勝打を放っている浦本大河が左中間を破る適時二塁打を放ち、決定的な2点を追加。8−4と突き放した。9回も金城が落ち着いて締めくくり、ゲームセット。
エイジェックが社会人野球の名門・日本生命を破り、同チーム史上初となるベスト8進出を決めた。
◆ 試合後コメント
金原 塁選手(2打席連続本塁打)
「昨日、一戦目の試合映像をコーチと一緒に見て振り返り、しっかり準備して臨んだ。2打席目の本塁打は、とにかく『次の一点』を意識して打席に入った結果」
山中 繁監督
「チームの雰囲気はとても良い。補強で加わった宮慎太朗(日立製作所)や杉谷慧らがチームを非常に盛り上げてくれている。先発の神山は120点の出来。神山と八野田龍司で5回までというイメージを描いていた。3番手で登板した金城もよく投げてくれた」

