8月26日から東京ドームを舞台に開催されている『第97回・都市対抗野球大会』。全32チームが、社会人野球の頂点を目指し熱い戦いを繰り広げている。
大会直前に主将がケガで離脱するアクシデントに見舞われながら初戦に臨んだエイジェックは、延長タイブレークにもつれこむ激闘の末に8-6で沖縄電力に競り勝ち、初戦突破を果たした。
2年ぶり3回目の都市対抗本戦に挑むエイジェックは、経験豊富な左腕・補強選手の八野田龍司(SUBARU)が先発。しかし2回、沖縄電力の5番・田場亮平にソロ本塁打を浴びるなど、一挙4点を失いマウンドを降りる。一方の打線は4点を追う3回、8番・野口洋介の二塁打から1番・草野の適時打で1点を返した。
その後、3回から登板した2番手の左腕・谷内隆吾が圧巻の3者連続三振を奪うなど好投。最速148キロの直球と変化球を織り交ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。
追いつきたいエイジェックは6回、3番・髙岡佳将が二塁打で出塁すると、6番・秋山貫太の適時二塁打で追加点を挙げる。続く7番・高木大輝が代わった投手から遊撃手の頭上を抜ける2点適時打を放ち、これで4対4と試合を振り出しに戻した。
谷内は4回2/3を投げて7奪三振無失点でマウンドを後にし、同点のまま試合は終盤へ進む。
8回、エイジェックは代走から出場した片平吉信がしぶとく内野安打で出塁。秋山も四球で続くと、二死一、二塁から高木がこの日4打点目となる適時三塁打を放ち、2点を勝ち越した。
しかし2点リードの9回裏、7回途中から登板した3番手の河北将太が1死一塁から沖縄電力3番・川端琉一朗に同点2ランを被弾し6対6。試合は再び振り出しに戻った。
その後、田場にも二塁打を許し、一打サヨナラの場面で安藤幸太郎へマウンドを託す。代わった安藤は6番・山城裕飛にライト前へ安打を許すも、右翼手・草野里葵の鋭い送球を捕手・櫻内俊太が見事なキャッチで受け止め、走者の田場は本塁タッチアウト。沖縄電力のサヨナラを阻止し、試合は延長タイブレークへと持ち込まれた。
10回表、無死一、二塁から始まるタイブレーク。二塁走者に俊足の石神悠樹を置き、ここまで2安打と好調の5番・髙橋樹が相手投手の野選を誘う送りバントで出塁し、無死満塁とする。続く打席には、山中監督も「最近調子が上がってきている」と評価する浦本大河。浦本の打球はセンターへ抜ける適時打となり、エイジェックが2点の勝ち越しに成功する。
10回裏には、沖縄出身の金城乃亜がマウンドに上がった。金城は沖縄電力打線を無安打無失点に抑えてゲームセット。エイジェックが粘る沖縄電力を8対6で振り切り、2回戦へと駒を進めた。
◆ 試合後コメント
山中繁監督
「沖縄電力は強豪ぞろいの九州第一代表で、関東遠征では東芝にも勝っており『強いな』という印象だった。なんとか勝てて良かった。(8回勝ち越し場面の)高木への代打も考えたが、この日2本打っていたこともありそのまま送り出した。勝負強く、良いところで打ってくれた」
高木大輝選手(4打数3安打4打点の活躍)
「(8回の適時三塁打は)割り切って真っすぐ一本に絞ると決めていた。思い切りよくいけたのが結果につながった。山中監督から『思い切っていけ』と声をかけてもらい、気持ちを割り切ることができた」


