未来のカープの大砲候補・高卒プロ2年目の林晃汰が10月6日の阪神戦で一軍初スタメン出場を果たした。この日は一軍初昇格となった宇草孔基が一番スタメン、そして林は7番サードでスタメンとフレッシュな打線となった。

地元マツダスタジアムでプロ初スタメンとなった林晃汰選手

 注目の第一打席は2回裏。1死二塁と得点圏にランナーを置いて迎えた打席は、ストレートを打つもセンターフライ。第二打席は外角球を引っ掛けて併殺打に倒れた。その後は二度の空振り三振とプロ初安打はお預けとなった。また守備面では途中から一塁に回り、失点にこそつながらなかったが、ファーストフライを失策。ほろ苦いスタメンデビューとなった。

「自分の調子が悪くても、1試合に必ず1本ヒットを打てる試合が増えているので、その点は良いと思っています」

 一軍昇格直前にそう語っていたように、今季は本塁打のみならず確実性もアップするなどレベルアップした打撃を二軍で展開。二軍では主に4番を任され、リーグトップとなる7本塁打をマークするなど、未来の4番は着実に成長の跡を見せている。

 2019年ドラフト入団の高卒選手では1位の小園海斗、7位の羽月隆太郎に次いで3人目となる一軍昇格、スタメン出場となった林。今シーズン前「一軍で初本塁打を打ちたいです」と意気込んでいた19歳の大砲候補。この日同じく初スタメンデビューとなった宇草はプロ初安打をマークした。背番号44の初安打、初本塁打に期待したいところだ。