11月5日、広島サンプラザホールにて、広島ドラゴンフライズと富山グラウジーズのB1リーグ第7節が行われた。

 琉球ゴールデンキングスに惜敗した広島が、好調をキープする富山に挑む一戦。前戦で味わった悔しさを払拭するような勝利が期待されたが、試合は思わぬ方向へと進んでいった。

「自分たちは劣っているのに個でプレーしてしまった」と、試合後に反省の弁を述べた田中成也選手。

<1Q>
 広島がマーフィーの3ポイントで先制するも、スミス(富山)のインサイド攻撃で逆転を許す。その後も富山のバランスの良い攻撃に対応できず、失点を重ね11-26で終了。

<2Q>
 広島は序盤、田中、朝山の連続得点で追い上げるが、富山のエース・マブンガのアタックを止めることができない。ターンオーバーからレイアップシュート、3ポイントを次々に沈められ、点差を広げられる。広島はエチェニケがゴール下を攻めるも、点差を17に広げられ、34-51で前半を終了する。

<3Q>
 富山が宇都の連続得点で一気に突き放しにかかる。一方の広島は富山のターンオーバーなどから速攻に転じるも、シュートがことごとく外れ波に乗ることができない。クォーター後半からは富山のソロモン、マブンガにインサイドを攻められて失点を重ね、点差を広げられて51-72で終了。

<4Q>
 後がない広島はトレイラー、マーフィー、エチェニケがフリースローを獲得して怒涛の追い上げを見せるも、反撃はここまで。富山の勢いを止めることはできず、74-97で敗戦した。

 完敗を喫した広島だが、第3節の川崎ブレイブサンダース戦(GAME1/●64-99、GAME2/●80-82)では、大敗からの立て直しが可能なことを実証した。本日(11月6日)、広島サンプラザホールで行われる富山戦GAME2では、初戦の反省点を踏まえ、まずは接戦に持ち込みたいところだ。