◆今はいろんなポジションでプレーしたい

― 将来を見据えてのことですね。では、リーグ再開後は過密日程のなかスタメン出場も増えました。相当ハードなスケジュールですが、コンディション調整で難しさも感じるのではないですか?

 「連戦が続きましたけどスタメン出場が増えたのは9月後半の秋からなので、そこまで体力的に厳しいと感じることはなかったです。逆に過密日程なので必ず自分にもチャンスが来ると思って、スタメンで出られないときもポジティブな気持ちで腐らずにやれていました」

― ただ神戸戦は、最後は足をつりながらのプレーでしたよね。

 「対峙するのが西(大伍)選手だったんですけど、絶対に走り負けないように意識していたので、その意味では疲労は溜まったかもしれないです。確かに11月3日の浦和戦も風邪で欠場してしまいましたし、感覚としてはないんですけど知らず知らずのうちに疲れが残っているのかもしれません」

― 試合についてですが今季はシャドーだけではなく、左右のウイングバックで起用された試合もありました。左効きの東選手にとって、右サイドでのプレーはどのような感覚なのでしょうか?

 「やったことがなかったのでポジショニングは難しかったんですけど。ボールを持ったときは右の方がアイデアは結構出てきました。なので攻撃の部分は、すごくやりやすかったです。言葉で具体的に表現するのは難しいんですけど」

― 右の方がアイデアが出たというのは意外な感じもしますが、実際に経験してみてプレーの幅が広がったという感覚ですか。

 「そうですね。実際に幅は広がったと思いますし、両方やれるというのは選手として絶対に良いことなので、それを経験できたのは大きいと思います」

― ちなみにポジションに、こだわりはありますか?

 「どこでもやりやすさを感じているので特にこだわりはないですけど、サイドでプレーした方が良い判断ができているという感覚が自分の中ではあります。ただトップ下でのプレーも問題ないので、今はいろんなポジションでプレーしたいという感じですね」