2021年シーズンに使用されるサンフレッチェ広島の新ユニホームが決定した。ホームユニホームは今シーズンに引き続き、伝統の広島バイオレットを全身に使用。サイドにはクラブエンブレムに使用されているゴールドをモチーフに、脇下からショーツまで一本のラインが施された。

12月22日の新ユニホーム発表会見に登壇した茶島雄介選手、荒木隼人選手、増田卓也選手。

 広島は地形、毛利家の家紋、折り鶴など、さまざまなものにトライアングルが用いられていることから、ダイナミックトライアングルをコンセプトに、サンフレッチェの力強いフットボールスタイルを表現。また、クラブのアイデンティティである3本の矢の躍動感と速さを、デジタルグラフィックと紫のグラデーションで表現している。 

 アウェーユニホームは近年では珍しい襟付きのポロタイプが採用された。白とクラブカラーである紫を基調に、シンプルながらスタイリッシュなデザインに仕上がっている。

 キーパーのユニホームは緑、オレンジ、グレーの3色で対応。機能性だけではなく幾何学的な模様をあしらった、ビジュアル的にもオシャレなユニホームとなった。

 ホームユニホームに袖を通した荒木隼人は「見た瞬間にかっこいいなと思いました。横に金のラインが入っていますが、自分たちも金、タイトルが獲れるように頑張りたいと思います」と、力強くコメント。アウェーユニホームを着用した茶島雄介も「このユニホームと共に、今年よりも上の順位を狙いたい」と、今季以上の活躍を約束した。

 キーパーユニを披露した増田卓也は「ゴールキーパーは練習の段階から細かいところまで突き詰めてプレーするポジションなので、細かなところにまでこだわったデザインはとても良いと思います」と、自らのプレースタイルと重ね合わせながら秀逸なコメントを口にした。

 今季は最高のスタートを切りながら、結果的には14勝9分12敗の8位でシーズンを終了。来季は続投が決まった城福浩監督の下で、サンフレッチェが新ユニホームと共に2015年以来6年ぶりとなる優勝を目指す。