◆スモール・ベースボールを追求

 新チームは春の対外試合解禁前まで、練習試合を含めて負けなしの39連勝を飾った。率いるのは、名将・迫田守昭氏の退任を受けて2020年4月に監督に就任した宇多村聡氏。迫田前監督が広島商業高の野球部監督を務めていた時代の教え子であり、高校3年の夏には岩本貴裕(元広島東洋カープ、現カープスコアラー)とのバッテリーで甲子園に出場した経歴を持つ指揮官だ。

「(上田西高は北信越大会で)星稜高校さんにも勝利していますし、本当に素晴らしいチームだと思います。打力のあるチームですので、やはりウチの投手陣がいかに失点を抑えることができるか。普段やっていることを、いかに普段通りに自分らしくできるか。そこが重要になってくると思います。普段できないことをやるつもりはありませんので、広島新庄らしく戦ってくれたら、それで良いと思っています」

 新監督が掲げるのは、迫田前監督が追い求めた守備を中心とした“スモール・ベースボール”。1回戦で対戦する上田西高(長野)は出場32校中でトップのチーム打率(.408)を誇る強豪チームだが、2枚看板を中心とした守り勝つ野球で初戦突破を果たしたい。

※記事の全文は『スポーツアクティベーションひろしま(SAH)』を参照。