3月19日、第93回選抜高等学校野球大会が阪神甲子園球場で開幕した。中国地方からは広島新庄高校、下関国際高校、鳥取城北高校の3校が出場。中でも注目されているのが、秋季広島県高校野球大会、秋季中国地区高等学校野球大会で優勝を果たしている広島新庄高校だ。

3月22日、大会4日目の第3試合で上田西高と対戦する広島新庄高。勝利すれば2回戦では大阪桐蔭高と智弁学園高の勝者と対戦する。

 秋のチーム成績は打率.345、防御率1.37と、投打ともに状態の良さをキープしている。なかでも投手陣の評価は高く、エースで4番の花田侑樹君、抑えの左腕・秋山恭平君の必勝リレーは盤石だ。チームをまとめる大可尭明(おおか・たかあき)キャプテンも、今年のチームに手応えを感じている。

「バッティング、守備、投手と、すごくバランスが取れているチームです。足を絡めた攻撃や短打でつないでいく打線もそうですし、安定した投手陣と粘り強い守備で3点以内に抑えるところも特徴です。甲子園では新庄高らしい野球を見てもらえればと思います」