マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4土曜日掲載。

早期の復帰を目指し、左膝のリハビリに取り組んでいる内藤選手。カープ情報のチェックにも余念がない。

◆栗林投手がいなかったらと思うとゾッとします

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 プロ野球のシーズンも終わりに差しかかってきましたが、残り30試合あたりからカープのチーム状態がすごく良くなってきましたね。連勝が何回もあったし、これがシーズンの序盤から見られたら……と思いましたけど(笑)、まさかここに来て逆転のクライマックス・シリーズ出場の可能性が出て来るとは思ってなかったです(10月17日、執筆)。

 やっぱりファンとしても目標が見えてくると、結果速報をチェックする回数も増えるし、他球団の試合結果も気になりますよね。ここ数年はシーズン終盤にこういう気持ちで試合を見ることがなかったので、懐かしい感覚になりました。この原稿がアップされる10月23日の状況は分からないですが、1996年の“メークドラマ”のリベンジも夢じゃないかも!? と書いておきましょう(笑)。

 個人成績も、鈴木誠也選手と坂倉将吾選手の首位打者争い、鈴木選手はホームラン王にも届きそうな勢いですね。九里亜蓮投手も最多勝が狙えそうだし、あとはなんと言っても栗林良吏投手でしょう。

 球団のルーキーのセーブ記録、あとは連続試合セーブ記録も更新しましたけど、本来であれば特にルーキーのセーブ記録に関しては、もう少し早く達成してもよかったかなと。抑え投手は当然、終盤で勝てそうな状況じゃないと出番もないわけで、そうなるとシーズンを通してのチーム状況も関わってきますから。

 逆に言うと、今年チームがそこまで勝てていないなかで更新するっていうのは、さらに難しいことだと思うので、数字以上の価値がありますよね。チームもファンも完全に栗林投手を信頼し切っているし、むしろ昨年のドラフトで指名できなくてカープにいなかったらと思うと、いったい今年はどうなっていたのかゾッとします(笑)。