◆12月開幕のリーグ戦に向け、競技も社業も100%で挑む

 中国電力レッドレグリオンズの特徴の一つとして、仕事と競技の両立があります。チームは『ラグビーにも100%、社業にも100%』を掲げ、選手たちは日中はフルタイムで仕事をし、終業後の19時以降から、トレーニングや練習を重ねています。JAPAN RUGBY LEAGUE ONEに参入しているチームのなかでも、社業とラグビーを両立しているチームは珍しいのではないかと思います。僕たち選手には、会社やお客さま、そしてファンのみなさんに支えていただいてラグビーをさせてもらっているという思いがあります。試合で勝利することはもちろん、どうやって恩返しをしていけるか、チームの価値を高めていけるかというところも考えながら取り組んでいきたいと思っています。『チームに関わるみなさんを笑顔にする』ということを目標にしているのも、中国電力レッドレグリオンズならではだと思います。

 ラグビーは、一見、複雑で分かりづらいかもしれません。そんななかでも、試合開始直後、一番最初のスクラムやラインアウトなどの、いわゆるセットプレーから始まるアタックは、相手チームに邪魔されず遂行できる唯一の攻撃です。まずはそこに注目してみると、チーム全体が目指す攻め方が見えてきて、ラグビーがより楽しめるのではないかと思います。

 僕たちが所属しているJAPAN RUGBY LEAGUE ONEは、12月の開幕を予定しています。広島で開催される試合もあるので、ぜひ会場で、ラグビーの迫力を体感してみてください。応援よろしくお願いします。

《プロフィール》
有藤 孔次朗 (ありとう・こうじろう)
1998年3月24日生、広島県出身。中央大を経て中国電力レッドレグリオンズに加入。大学2年時にはラグビーユニオンのナショナルチームであるジュニア・ジャパンに選出された。ポジションはプロップ。

【 中国電力レッドレグリオンズ 】
1987年に創部した中国電力を母体とするラグビー部。陸上競技部、女子卓球部とともに同社のカンパニースポーツとして活動している。2003年のトップリーグ開幕後はトップキュウシュウAに所属。2017年に上位リーグにあたるトップチャレンジリーグに昇格した。2021年に開幕したJAPAN RUGBY LEAGUE ONEでは、DIVISION3(3部リーグ)に所属している。

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