プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。広島アスリートマガジンの連載《HIROSHIMA SPORTS NAVI》では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力を紹介する。

 今回は『中国電力レッドレグリオンズ』から、地元・広島県出身の有藤孔次朗が登場。スクラムの最前線でチームを支える有藤選手が、ラグビーの魅力を語ります!

有藤選手が担うのは、スクラムでの駆け引きや高いレベルのフィールドプレーも求められるポジションだ。

◆ポジションごとに見所は様々。観戦の楽しみ方も多種多様!

 ラグビーは、選手同士がぶつかり合うフルコンタクトスポーツです。試合中フィールドに立つ選手は、1チーム15人。両チームを合わせると30人で、これは数あるスポーツのなかでも最も多いと言われています。それぞれ個性のある選手、体格の異なる選手がいながら、それぞれが活躍できるので、色々な視点で楽しむことができるスポーツでもあると思います。セットプレーなどで流れるようにアタックやディフェンスが行われるところは、人数が多くてもしっかりコミュニケーションが取れているということでもあるので、そういうところも見て感じ取ってもらえると良いですね。

 選手それぞれに役割があって、全員がそれを全うすることで、チームは勝利を手にすることができます。どのポジションにも見所がありますし、プレー以外でも、例えば五郎丸歩選手(元・日本代表)のキック前のルーティーンのような、印象的なシーンもあると思います。気になるシーンやルーティーン、推しポジションを見つけてもらえると、もっとラグビーが楽しめると思います。

 9月にはフランスでラグビーW杯2023が開催されます。日本代表の姿を見てラグビーに興味を持ってくれたかたが、国内のラグビーチームにも興味を持って実際に試合に足を運んでくれること。それが大切だと思っています。代表選手たちが盛り上げてくれた熱を冷まさないように、中国地方をフレンドリーエリアとする僕たちが、ラグビーをもっと広めていく活動に貢献できたら良いなと思っています。