いよいよ3月27日に開幕する2026年のプロ野球。カープは地元で中日と対戦する。毎シーズン開幕投手に注目が集まるが、カープブルペン陣に目を向けると、昨季60登板のタフネス左腕・森浦大輔や、球団史上初の最優秀中継ぎ投手に輝いた島内颯太郎ら、期待の中継ぎ陣が控えている。
ここでは、歴代カープの中継ぎ陣から印象的な活躍を残した選手をピックアップ。移籍加入しカープで復活を遂げた投手、フォーム改造で才能を開花させた投手……記憶に残る中継ぎ投手陣を紹介しよう。
◆新天地で覚醒!初優勝の影の立役者/渡辺弘基
1974年までは阪急に在籍していたが、1975年に交換トレードでカープに移籍。前半戦こそ印象は薄かったが、夏場を過ぎ覚醒。直球と縦割りのカーブで打者を仕留めていった。役割も左のワンポイントからロングリリーフとして何でもこなし、当時の古葉竹識監督からは『影のMVP』との賛辞を贈られるなど、初優勝時のブルペンを支えた。
◆中継ぎ一筋、職人的渋さの変則左腕/清川栄治
投手王国と呼ばれた1980年代、リーグ随一の実力を誇ったカープ投手陣のなかで、渋い活躍を見せた変則左腕。ドラフト外入団という立場から、個性をアピールするために横手投げへの転向を決断した。現役生活で積み上げた438の登板はすべて中継ぎ。中継ぎ一筋で現役を終えた渋さの極みを体現した存在だった。
◆衰え知らずのベテランサブマリン/渡辺秀武
1979年、プロ野球選手生活17年目にカープへの移籍を果たす。若手時代を過ごした巨人では先発として鳴らしたが、徐々に中継ぎへとシフト。37歳という年齢を感じさせないタフネスぶりで、3年連続40試合登板をクリア。当時抑えを務めていた江夏豊の前に投げるセットアッパーとして君臨した。下手投げからのカーブとフォークを武器に最後まで輝きを見せた。
◆魔球・バタボールで 快刀乱麻の活躍/川端 順
1984年ドラフト1位でカープに入団すると、2年目に11勝7敗7セーブ、防御率2.72の成績を残し球団史上3人目となる新人王に輝く。1987年にはリリーフ登板だけで二桁勝利をマークした。カープ入団後に修得されたとするパームボールは、通称“バタボール”と呼ばれ、数々の強打者を切って取る勝負球として名を売った。

