カープの未来を担う左の長距離砲として期待され続けてきた林晃汰が、今季も勝負のシーズンを迎えている。

プロ8年目を迎えた今シーズン、一軍での活躍に期待がかかる

 プロ8年目。ポテンシャルの高さは誰もが認める一方で、昨季は2本塁打を放ちながらも出場は22試合にとどまり、定位置奪取には至らなかった。それでもスタンスは変わらない。

 「しっかり一軍で活躍できるように、ずっと準備してきています」

 開幕を二軍で迎えても腐ることなく鍛錬を継続してきた。特に意識しているのは打席での再現性だ。

「率をしっかり上げたい。チャンスは多くないと思うので、その中で結果を出せるようにするだけです」

 長打力という最大の武器を持ちながらも、「当たれば飛ぶ」と冷静に自己分析し、長打を追い過ぎない姿勢が印象的だ。

 二軍では28試合で打率.286、1本塁打、8打点という数字を残し、5月5日に一軍昇格を果たした。「投手にもアジャストできている」と感覚面の手応えも口にする。限られた打席で結果を求められる立場は変わらないが、打席ごとの質を高めた先にこそ本来の長打力は生きる。限られたチャンスでどれだけ存在感を示せるか。背番号44のバットに注目したい。

 

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