2014年ドラフト1位で指名を受け、現役当時の新井貴浩監督のカープ復帰と時を同じくして入団した野間峻祥。2015年から新井監督が引退するまでの4年間、ベンチ内外で見せた2人のやりとりは、ファンとメディアの注目を集めてきた。
新井カープ4年目となる今シーズンは、4月後半からスタメン起用の機会を得ると、要所でベテランらしい打撃を発揮し、存在感を示している。ここでは『新井カープ』誕生直後の2022年オフに、新井監督誕生について語った野間の独占インタビューを改めて振り返る。(『広島アスリートマガジン』2022年12月号掲載記事を再編集)
◆「当たり前のことを全力で」その姿勢を尊敬している
─2018年まで選手としてともにプレーしてきた新井貴浩監督のもと、現在は指揮官と選手という関係でプレーされています。率直な感想を聞かせてください。
「すごく『変な感じ』だなというのが正直な思いです(笑)。違和感というよりも、不思議な感じがありますね。就任会見で『勝ちたい』と発言されていたのが印象的で、新井監督らしいなと感じました。現役時代に一緒にプレーをしていたからこそ、そう感じる面がありました」
─監督就任を知った時の率直な思いは?
「びっくり、です。本当に何も聞いていなかったので驚きました。監督就任の噂はありましたが、まさか、という感じでした」
─野間選手が入団された2015年は、新井監督が選手として阪神から復帰してきた1年目でもありました。当時の新井監督のイメージは?
「一言でいうなら、“長距離砲”です。僕は当時ルーキーでしたし、新井監督はレジェンドですから、最初は『怖いのかな……』というイメージを持っていました。ですが、挨拶をしてみるとフレンドリーな方だったので、意外と溶け込みやすかったです。ちなみに当時は一軍の大州寮でも新井監督と隣の部屋だったのも思い出ですね」
─4年間、一緒にプレーをされたわけですが、現役時代の新井監督はどのようなプレーヤーだと思っていましたか?
「あれだけ実績を残していて、ホームラン王もとってきた球界を代表する選手が、人一倍、ワンプレーに対しての執着というか、集中力、がむしゃらさを見せるというのは、なかなか難しいことではないかと思います。がむしゃらさがこちらにも伝わってくるというか、凡打でも一塁まで走る姿でもそうですし、当たり前のことを全力でやる、という姿勢がすごいなと思って見ていました」
─野間選手が感じる、新井監督の人間性についてお聞きします。選手時代から接してこられる中で、どのような人間性の方だと思われますか?
「メリハリというか切り替えというか、そういう部分がきっちりされている方だと感じています。厳しいところは厳しく、そうしたオンとオフの切り替えがしっかりされていると思いました」
─野間選手は2022年10月にFA権を取得され、その去就にも注目が集まりました。やはり、新井監督の就任は残留の大きなひとつのきっかけになりましたか?
「それはもちろんあります。新井監督からも、シンプルに、『俺は一緒にやりたい気持ちがあるから』と言ってもらいましたし、『何かあったら相談にも乗るよ』という感じでも声をかけていただきました。そのように声をかけていただけたというのは、すごくありがたかったです」
カープをより深く、より熱く。日本唯一の広島東洋カープ専門誌!
2026年7月号はカープグッズ特集!『ぷっくりシール』付録つき


