◆監督のやりたいことを理解して、アジャストしていくことが重要

ー清水戦までは4連敗と苦しい時期もありました。

「監督が変わり、チームの戦い方が変わるというのはよくあることです。今はチームとしていろいろ試行錯誤をしながら、自分たちのスタイルをつくっている段階だと捉えています。これまでのやり慣れた形から変化するので、当然、選手のなかにも迷いはあると思いますが、そこは乗り越えていかなければならない部分ですよね。試合を積み重ねていきながら、チームとしても新しい形でまとまっていければと思っています」

ー『監督が変わって』というお話が出ましたが、ガウル監督の印象はいかがですか。

「臨機応変に対応する監督だと感じます。ボールを保持して自分たちで試合を支配していく形がベースにあるので、そこは僕たち選手もアジャストして、監督のやりたいことを理解してやっていくのが大切だと感じています」

ーデータ上では、シュート本数やボール保持率で相手を圧倒的に上回る試合が増えてきている印象です。木下選手自身は、試合内容にどのような手応えを感じていますか。

「例えば清水戦であれば、90分を通して良い戦いはできたと思います。ただ結果として(90分では)勝ちきれなかったことは課題です。やはり勝ち切るには1点では少ないと思っているので、攻撃の選手としては、そこをもっと突き詰めていきたいですね」

ーガウル監督のサッカーのなかで、木下選手が求められているものは何でしょうか。

「これはガウル監督に限らずですが、やはり求められているのはゴールだと思っています。それに加えて前線で起点になること、ボールを保持しながら足元で収め、出口になることは意識しています」

ー広島のFW陣はタレントが豊富です。ポジション争いへの意識はいかがですか。

「僕はあまり気にしていないというか……自分の形があるので、それを日々全うすることを考えていますね。ただ、広島は本当に良い選手が多いチームなので、他の選手から学ぶところもたくさんあります。良い刺激をもらったり、逆に与えたりもできていると思います」

(第2回へ続く)