◆『自分で考えて判断する』。スクールを通じて伝えたいこと

ー塩谷選手は、2019年から地元・徳島で『塩谷サッカースクール』を開校されています。今シーズンは広島校も開校されるそうですね。

「はい。LECT(広島市西区)の屋上に拠点を構え、7月から開校します。これまでは徳島だけだったのですが、いつかは広島でもやりたいとずっと思っていました。なかなか場所が見つからなかったのですが、良いご縁をいただいてLECTに開校することになりました」

ー広島でサッカーに取り組む子どもたちにとってはビッグニュースなのではないかと思いますが、現役選手でもある塩谷選手がサッカースクールに携わる背景を教えてください。

「僕は、サッカーは『自分で考えて判断する』ことが重要なスポーツだと思っています。徳島で開校した当時から、スクールでの活動を通して、自分で考えて判断できる選手になってもらいたいという思いは変わりません。サッカーだけでなく、生きていく上でも自分で判断しなければならないことはたくさんありますよね。どんな情報を得て、どういう判断をするか。僕たちはそれができるようになるための手助けをしたいと思っていますし、周りの仲間やコーチ、家族、関わってくれるすべての人にしっかりリスペクトの気持ちを持ってサッカーをしてほしいとも思っています。あとは、とにかくサッカーを楽しんでほしい。僕も経験がありますが、どうしても『サッカーが楽しくない』と感じる時期が訪れることはあります。サッカーは楽しむからこそうまくなりますし、誰もが『楽しい』と感じたからこそサッカーを始めたと思うんです。スクールに来てくれる子どもたちには、そういう気持ちも大切にしてほしいと伝えています」

ー技術面だけでなく、楽しむ気持ちも大切にしてもらっているということでしょうか。

「もちろん技術もフィジカルも大切です。ただ技術といってもいろいろあるので、僕はまずは判断を大事にしてほしいですね。そのためにも、僕が教えられることはすべて教えたいと思っています」

ー塩谷サッカースクールから、将来プロで活躍してくれる選手が誕生するかもしれませんね。最後に、26/27シーズンへの意気込みを聞かせてください。

「この半年間で積み上げてきたものをトレーニングキャンプでさらに積み上げて、26/27シーズンはもっと良いサッカーをできるようにしていきたいと思っています。選手の入れ替わりなどチーム内の動きも出てくるかも知れませんが、新シーズンはさらに魅力的で、もっと強いサンフレッチェ広島を表現できるように、最善の準備をしていきます。引き続き、応援よろしくお願いします」

■塩谷司(しおたに・つかさ)
1988年12月5日生、徳島出身
ポジション:DF
水戸(2011〜2012)ー広島(2012〜2017)ーアル・アインFC(2017〜2021)ー広島(2021〜)