◆社会人野球表彰『投手3冠』。それでも諦めきれなかったプロへの道

─高校は広陵高に進学し、その後、大阪ガスの社会人野球でプレーされました。

「当時から、『高卒でプロへ行きたい』という思いがありました。ただ、高校を卒業する時点で、周囲の方にもいろいろと相談した結果『いま行ってもドラフト上位ではないだろう』という状況でした。『それなら大阪ガスに進んで、ドラフト上位指名を目指すのはどうか?』と言っていただいたので、社会人野球に進むことを決めました」

─ご自身の中で、葛藤などはあったのでしょうか?

 「それは全くなかったですね。悔しい気持ちはもちろんあったのですが、まだまだ自分でも自信もなかったですし、大阪ガスに行って上位でプロに行くというのが目標に変わったので、そこはしっかりと納得して決断しました」

─社会人2年目には、JABA(日本野球連盟)主要大会7試合で6勝0敗、防御率0.21という結果を残し、『最多勝』、『最優秀賞』、『社会人野球ベストナイン』の3冠を獲得されました。社会人野球でプレーする中で、プロへの意識に変化はありましたか?

 「高校のときからプロを意識してやっていたのですが、社会人1年目は正直“プロにはいけないんじゃないか”と思っていました。社会人野球で過ごしているうちに、大阪ガスの魅力も感じてきていましたし、このまま大阪ガスで……とも思い始めていたのですが、2年目に結果が出てくる中で、もう一度プロ野球を目指そうという気持ちになれました」

■河野 佳(かわの・けい)
2001年8月23日生、兵庫県出身
175cm・82kg/右投右打/投手
広陵高ー大阪ガスー広島(2022年ドラフト5位)

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