一軍のペナントレースに先駆け、2026年シーズンの全日程が終了したファーム・リーグ。ウエスタン・リーグ、イースタン・リーグの2地区制から、東地区・中地区・西地区の3部制に移行して1年目となった今季、カープは47勝63敗11分の西地区4位でシーズンを終えた。
個人では、河野佳が投手部門で『最優秀防御率投手賞』『最多勝利投手賞』『勝率第一位投手賞』の三冠に輝いている。2022年ドラフト5位でカープに入団した河野は、プロ3年目の昨オフに戦力外通告を受けると同年、育成として再契約。支配下復帰を目指した今シーズン、二軍で25試合に登板し8勝3敗、防御率2.01、勝率.727をマークしている。
ここでは、プロ1年目の2023年、独占インタビューで河野が語っていた一軍への思い、そして自身の野球人生への思いを改めて振り返る。
(『広島アスリートマガジン』2023年5月号掲載記事を再編集)
◆指名の瞬間。うれしさと安堵、そして悔しさ……
─今回は、河野投手がドラフトで指名されるまでのお話を伺います。2022年ドラフト会議では5位で指名されました。改めて、当時の気持ちを聞かせてください。
「うれしい気持ちやほっとした気持ちの反面、悔しい気持ちもありました」
─“悔しさ”というのは、指名順位でしょうか?
「そうですね。やはり上位指名を目標に社会人で3年間プレーしていたので、5位という順位に悔しさはありました。ですが、それが自分の現状の評価なんだと思ったので、しっかりと受け止めようと思いました」
─河野選手は兵庫県出身ですが、高校は広島の広陵高に進学されました。高校時代、新井貴浩監督が選手としてプレーする姿もご覧になっていたのでしょうか?
「そうですね。小さい頃からよくマツダ スタジアムにも行っていましたし、入団会見で新井監督にお会いした時は、不思議な気持ちでした」
─小さい頃からマツダ スタジアムに足を運ばれていたとのことですが、河野選手が野球を始められたのは、何歳頃からですか?
「小学2年か3年の頃からソフトボールを始めました。当時は捕手をやっていて、投手はまだやっていませんでしたね」

