2月13日、4連敗中の広島ドラゴンフライズと8連敗中の新潟アルビレックスBBによる第22節GAME1が、広島サンプラザホールで行なわれた。

強度の高い守備を見せた田中成也選手。おりづる賞を獲得した。

<1Q>
 広島は田中成也の先制点に加え、トーマス・ケネディがスリーポイントシュートなどを決め流れに乗る。しかし守備では新潟のジェイソン・ウォッシュバーン、アレン・ダーラムの得点を抑えられず逆転を許す。14-21で第1クォーターを終了。

<2Q>
 広島はグレゴリー・エチェニケがゴール下で粘り、オフェンスリバウンドから得点。アイザイア・マーフィーもレイアップシュートを決めるが、ターンオーバーから新潟に点差を広げられて30-44で前半を終了。

<3Q>
 広島は開始からエチェニケ、ケネディが得点し、さらに強度を高めた守備で得点につなげる。田中、マーフィーのスリーポイントシュートも決まり良い流れを掴むものの、新潟の得点を止めることができない。点差を縮めることができないまま、47-61で第3クォーターを終了。

<4Q>
 広島はエチェニケの連続得点などで6点差まで追い上げる。一気に逆転を狙いたいところだったが、ターンオーバーを犯し新潟の得点を止められない。最終盤にはファウルゲームにしてオフェンスリバウンドを何度もつなげたが、スリーポイントシュートがことごとく外れ、74-83で試合終了。

 第4クォーターに入り怒とうの追い上げを見せた広島だが、前半の劣勢が響きホームで敗戦。ジャマリ・トレーラーを欠くなど、広島にとっては変わらず苦しい戦いを強いられている。

◆ドラゴンフライズ・ヘッドコーチ&選手コメント

堀田剛司ヘッドコーチ
「今(ジャマリ・)トレイラーもいない状況で、いる選手全員でハードな守備をやっていき、そこが勝利につながるという話をして練習も、試合も臨んでいる。その守備でハードにいき、やられている部分はある程度仕方ないとは言っている。そういう部分でやられる分は良いと思うが、やはり自分たちのターンオーバーからの失点を減らしていきたい。後半はターンオーバーを3つしかしていないところは最後粘り強く戦えたところだと思う」

グレゴリー・エチェニケ
「(ファウルトラブルについて)ファウルに関しては審判に文句は全くないのと、しっかりそこはファウルしないようにやらなければいけないと思う。コートに出た時はハードにプレーしたいと思っているので、また明日チーム一丸となってプレーしたい」

古野拓巳
「今、外国籍選手が(グレゴリー・)エチェニケだけで、どうインサイドを守るかということに色々試行錯誤しながらプレーしたが、インサイドで少し得点を取られた部分があった。明日修正できれば良い試合になると思う」

■試合結果
2020-21シーズン第22節GAME1/2月13日/広島サンプラザホール
●(5勝31敗/西地区10位)広島ドラゴンフライズ 74-83 新潟アルビレックスBB(10勝26敗/東地区9位)〇
(1Q:14-21.2Q:16-23.3Q:17-17.4Q:27-22)

【スターター】
広島/トーマス・ケネディ、朝山正悟、岡本飛竜、グレゴリー・エチェニケ、田中成也
新潟/アレン・ダーラム、五十嵐圭、佐藤公威、林翔太郎、ジェイソン・ウォッシュバーン