3月14日にエディオンピースウイング広島で行われたサンフレッチェ広島ーガンバ大阪の一戦は、広島が2-0で快勝。百年構想リーグ初のクリーンシートを達成し、2位へと浮上した。

ジャーメイン良のスルーパスからファーに突き刺し、2得点目をあげた中村草太

 前半から広島がG大阪ゴールを脅かしたものの、セーブ数リーグトップのG大阪GK・東口順昭の好セーブの前になかなかゴールをこじ開けられない展開が続く。試合が動いたのは前半40分、川辺駿のサイドチェンジからセンターライン付近でボールを受けた新井直人が自ら持ち上がり、そのまま右足でミドルシュート。ボールは東口の頭上を超えネットを揺らすスーパーゴールで広島が先制に成功した。

 追加点の欲しい広島は後半66分、途中出場のジャーメイン良の股抜きスルーパスに抜け出した中村草太が、スピードに乗って右足でゴールを決めて2-0とG大阪を突き放した。試合終盤にはACLE・ジョホール戦で戦列に復帰した佐々木翔を投入するなど最終ラインを固め、G大阪に得点を許さず逃げ切りに成功。広島は、明治安田J1百年構想リーグ初のクリーンシートでWESTグループ2位に躍り出た。

 試合後の会見でガウル監督は「ACLEを敗退した試合から、素晴らしいリアクションを見せてくれました。本当に素晴らしいゲームでした。(中村草太は)ここまでなかなか波に乗れず難しい時期を過ごしていたが、今日の試合では素晴らしいアクセントになっていた。新井直人も巡ってきたチャンスをしっかりとつかみ取りました。この層の厚さが我々の強みであると証明してくれたと思います」と試合を振り返った。また先制点をあげたほか、要所で流れを引き寄せるプレーを見せた新井直人は「今のチームは選手層も厚く、試合に出た時に結果を残さないいけないと思いながらゲームに入った。(ACLEで敗退し)難しい部分もあったが、百年構想リーグで優勝してもう一度あの場所に帰ろうという話をチームでもしてきた」と、16強で敗退となったACLEの悔しさを晴らす決意を語った。

 マンオブザマッチに選ばれた中村は「(今季ここまで無得点)いろいろな思いがある中での得点だった。ようやくチームに貢献できたかなと思う。(得点を決めた)あのシーンは、自分がおとりになってジャーメイン選手が決めてくれればという思いもあった。まだ1点。これからもっと頑張りたい」と笑顔を見せた。

 広島は次節、3月18日にアウェイで名古屋と対戦する。