3月3日、広島ドラゴンフライズが連敗脱出を期して、アウェーの地で滋賀レイクスターズと対戦。守備面の意思統一を図ったことが功を奏し、序盤から広島がゲームを支配した。

田中成也選手を中心に、再度の意思統一を図る広島ドラゴンフライズの選手たち。

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 広島は滋賀のアンガス・ブラントに先制を許すが、すぐにトーマス・ケネディのスリーポイントシュートなどで得点。さらに朝山正悟が高確率でアウトサイドシュートを決め、一時はリードを広げる。しかし、滋賀も粘りを見せ25-22で第1クォーターを終了。

<2Q>
 滋賀の攻守の切り替えの遅さを突き、広島が速い攻撃展開からケネディ、朝山が得点。またグレゴリー・エチェニケがゴール下で存在感を見せ、リードを保ったまま前半を終了(44-36)。

<3Q>
 広島は後半開始直後に押し込まれ、一時は1点差まで詰め寄られる。しかし、朝山のスリーポイントシュートなどで主導権を取り戻すと、その後は再び広島ペースに。67-52とリードを広げたところで第3クォーターが終了。

<4Q>
 開始直後から滋賀にスリーポイントシュートを許すが、すぐに田中成也の連続スリーポイントシュートでリードを広げる。特別指定選手として加入した早稲田大4年・柳川幹也のBリーグ初ゴールなどもあり、広島が97-77で滋賀に快勝した。

 前回の滋賀戦では109失点を喫した広島だが、この日は課題となっている守備でペースをつかみ試合を支配。連敗を8でストップすると共に、尺野将太ヘッドコーチ新体制での初勝利を手にしてみせた。