野村投手に好きな言葉を書いていただきましたが、それは『ありがとう』でした。プロに進むことになり、周囲の方への感謝の気持ちも強いのでしょうね。
野村 そうですね。本当に小さい頃からずっと、両親や関係者の方々に支えられてここまでやってこれたので、これを恩返しの気持ちで返せるようにしたいと思っています。

どのような投手が理想ですか?
野村 自分が目指しているのは、“今までにいないような投手”ですね。タイプに当てはまらないというか。例えばスピードに自信があるからスピードで勝負するだけというのではなくて、何を取ってもトップレベルで、いろんな球が投げられて、いろんな球で勝負できる。打者に嫌がられる投手になりたいです。

では目標とする投手も特にいないのですか?
野村 そうですね。いないです。

理想を実現するために必要だと思うことを教えて下さい。
野村 今はまだまだですので、全てを磨かなければいけません。とりあえずは1年間を戦える体づくりから入って、その過程で磨くべきものを磨いていければと思います。

カープファンは1年目から活躍することを期待しています。
野村 そうですね。厳しい世界だと思いますが、期待に応えられるように頑張ります。

▼野村祐輔(のむらゆうすけ)
1989年6月24日生、岡山県出身、30歳。広陵高-明治大-広島(11年ドラフト1位)。